連載中に作者が死亡したマンガまとめ!えっ?あのマンガも?未完の大作が多い理由!

漫画を連載中の漫画家は、基本的に座りっぱなしの作業になり、運動不足からの不健康になりがちだと言われています。

座って仕事する漫画家は楽な仕事と言われる事もありますが、意外な事に連載中に作者が死亡して、未完となってしまった漫画、死亡はしなくても体調を崩し、長期的に連載を休んだり、不定期連載になる漫画も意外と存在します。

そこで、今回は作者が連載中に死亡したことで、未完となった漫画と作者について解説していきます。

Sponsored Link

連載中に作者死亡で未完のマンガは結構ある

Sponsored Link


5月6日に漫画家の三浦健太郎先生が死亡した事が公表され、漫画界、そしてベルセルクを長年追い続けて来たファンにとって激震が走りました。

これまで散々ネタで言われてきた、「生きている間に完結しない」が実現してしまいましたからねぇ・・・

今回は、人気作「ベルセルク」の作者三浦健太郎先生が亡くなった事で話題となっていますが、実際のところ作者が亡くなったことで、連載中の漫画が未完となったケースは珍しくありません。

死亡に至らないまでも、「北斗の拳 イチゴ味」の作画担当の行徒妹先生や、「D.gray-man」の作者星野桂先生の様に体調を崩し、長期休載や不定期連載になる事も多々あります。

ネット上で「富樫仕事しろ」と言われている、「ハンターハンター」の作者である冨樫 義博先生も、サボっているわけではなく、腰痛で座るのがキツイというのが真相と言われています。

この様に、形はどうあれ漫画家という仕事は、多かれ少なかれ健康に対してリスクを背負う仕事という事が分かります。

連載中に作者死亡で未完のマンガ概要と作者

日本の漫画は世界で愛されて、一大産業に発展していますが、その裏で日本国内では、多くの作者が自分の描きたい漫画を世に送りだし、しのぎを削っています。

漫画を描く事が好きで無理をしてしまった結果であったり、不慮の事故だったり、やはり人間なので理由はそれぞれですが、作者がなんらかの理由で死亡し、連載中の作品が未完のまま終了する事もあります。

連載中に死亡した作者と作品、そして連載中に作者が死亡した作品のその後について見ていきましょう。

ベルセルク

親友に仲間を全員殺された主人公・ガッツが、恋人を守りながら旅を続ける日本発のダークファンタジーの傑作です。

ベルセルクは2回のアニメ化と3部作の劇場アニメ化を果たす等、変わらない人気を持ち続けていましたが、作者の拘りが強すぎた事もあり、連載が中断・休止する事が度々ありました。

こういった連載休止の多さから、「生きている間に完結するか不安」と(ネタで)言うファンもいましたが、今回三浦健太郎先生が死亡した事で、嫌な形で実現する事になりました。

尚、三浦健太郎先生は、特に何か命に関わる持病を持っていた等の話はなく、急性大動脈解離という、突発性の病気で死亡しました。

三浦健太郎先生が亡くなった事で、今後ベルセルクが他の作者に引き継がれて連載するかは分かりませんが、仮に連載が継続されたとしても、これまでの様な作画クオリティは間違いなく無いでしょう。

ちびまる子ちゃん

国民的アニメのちびまる子ちゃんですが、元々は原作者さくらももこ先生の小学生の頃を描いた自伝的な漫画です。

とは言っても、花輪君の様にモデルはいてもオリジナルキャラだったり、みぎわさんの様な完全オリジナルなキャラがいます。

他にもさくら友蔵の様に、実際にはとんでもないクソ爺で、「こういう爺ちゃんだったらよかった」という、さくらももこ先生の願望からキャラが変更された登場人物もいて、完全な自伝というわけでもありません。

ちびまるこちゃんは少女漫画誌りぼんで、

  • 1986年~1996年 レギュラー連載
  • 2002年~2016年 不定期連載
  • 2019年~ 不定期連載

という3つに期間に分けられて、連載・不定期連載されていました。

原作者さくらももこ先生が2018年8月15日に乳がんで亡くなって以降は、さくらももこ先生が生前に残したプロットを元に、2019年以降さくらプロダクションが作画を担当して不定期連載をしています。

サイボーグ009

ニチアサでお馴染み、「仮面ライダー」の作者である石ノ森章太郎先生の代表作、「サイボーグ009」も未完成のまま終了した漫画です。

サイボーグ009は1964年から執筆されていた、おっそろしく長編の漫画で、1985年に第8期の執筆を最後に長く連載は中断する事になります。

連載再開が待たれる中、1998年に作者の石ノ森章太郎先生が悪性リンパ腫で亡くなった事で、完結編となる9期が描かれることなく、長く未完のままでした。

しかし、石ノ森章太郎先生が残したプロットを基に、2006年に石ノ森章太郎先生の長男である小野寺丈先生が小説化したことで、無事完結するに至ります。

石ノ森章太郎先生はサイボーグ009に対する思い入れは強く、仮面ライダーを人に描かせる事はあっても、サイボーグ009に関しては全て自分で筆を入れていたという逸話があります。

ちなみに、石ノ森章太郎先生の死亡後に制作された、いわゆる「平成ライダー」のOPやEDで「原作者 石ノ森章太郎」と表示されていますが、これは単に著作権管理の為の配慮で、実際に石ノ森章太郎先生がプロットを残していたといった事はありません。

イタズラなKiss

イタズラなkiss別冊マーガレットで1990年6月号から連載開始され、全3話の短編で終了のはずが、読者からの高い評価や、作者である多田かおる先生の希望で長期連載になった作品です。

好きな男子に冷たくされたと思ったら、なんやかんやあって一緒に住む事になり、男子も主人公の事が好きになったけど、ライバルの登場やお見合いといった恋の障害が発生する、恋愛少女漫画のテンプレを詰め込んだ作品です。

作品は日本で3回、台湾でも3回、韓国とタイでそれぞれ一回ずつドラマ化される等、意外な事に日本国内外で人気な作品です。

多田かおる先生は1999年、引越作業中に転んでテーブルに頭を打ち付けた事で、脳腫瘍破裂による脳内出血で死亡し、イタズラなkissは未完のまま終了しました。

1999年の作者死亡後、しばらく音沙汰が無かったイタズラなkissですが、2008年4月から9月まで、作者である多田かおる先生が遺していた構想ノートを基に、アニメが制作・放送され、作者死亡後9年の時を経て完結するに至っています。

クレヨンしんちゃん

PTAの天敵とも言えるアニメ、「クレヨンしんちゃん」も、連載中に作者が死亡して未完となった作品です。

クレヨンしんちゃんは、マイペースな天才肌の野原しんのすけが、両親や友達等、周りを振り回しまくる日常系ギャグ漫画・アニメです。

近年では内容に対する苛烈な批判から、下品な表現はマイルドな表現に抑えられていて、昔からのファンは「毒が無くなってつまらない」という声も出てきています。

ただ、劇場作品は年齢層に関係無く軒並み高い評価を獲得していて、特に2001年に公開された「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」は公開から20年経った現在でも、「クレヨンしんちゃんの映画で最高傑作は?」という話になると、必ず挙げられる名作となっています。

ただ下品なだけではなく、ほろりとしてしまう様な演出があるのもクレヨンしんちゃんの特徴であり、魅力ですね。

作者の臼井儀人先生は2009年に9月11日、群馬県の荒船山での登山中、誤って転落して死亡しています。

作者の急死により、入稿されていた2009年12月までの連載して終了する予定でした。

しかし、死亡後に2010年3月分まで遺稿が発見された事で、見つかった遺稿分全てを連載、それ以降は他の作者等に引き継ぐ事は無く、未完という形で連載を終えました。

アニメについては、既に日本だけでなく世界にファンがいるコンテンツでもある為、臼井儀人先生のアシスタント達が引き継いでアニメ制作をしています。

ルードヴィヒ、グリンゴ、ネオ・ファウスト

日本を代表する漫画家であり、漫画の神様とも言われている手塚治虫先生も連載中に死亡し、未完となった作品が存在します。

日本でも有名な音楽家・ベートーベンが主人公の「ルードヴィヒ・B」や、サラリーマンが主人公の「グリンゴ」、大学教授が悪魔と取引して新しい人生を送る「ネオ・ファウスト」の三作品が、手塚治虫先生の未完作品です。

手塚治虫先生が60歳の時、NHKの取材で、「(体力さえあれば)あと40年は描きますよ!アイデアだけはもうバーゲンセールしてもいいぐらいある」と言っていました。

しかし、3年後に胃癌が見つかり、手術をして療養したものの、1989年に肝臓への転移が見つかり、1989年2月9日に死亡します。

入院時は意識を回復したり、意識を失ったりを繰り返していた手塚治虫先生ですが、当時連載していたルードヴィヒ・Bやグリンゴ、ネオ・ファウストの3作品を最期まで漫画を描こうとする姿勢をやめない、「漫画の神様」らしい最期と言われています。

遺稿となってしまった三つの作品は、作者が不在により描く人がいなくなり、文字通り未完の作品となってしまいました。

Sponsored Link




マンガ家は肉体的にも精神的にもキツイのかも

漫画家という仕事は肉体的にも、精神的にもキツイ業種です。

例えば肉体という点では2018年3月に現役漫画さんによる面白いツイートが投稿されて話題になりました。

ただ座っているだけと思いがちですが、実際にはかなり過酷な現場で、体力が必要という事です。

この事例の他にも、40年間休むことなく連載された「こち亀」の作者秋元治さんは、取材の時は歩いたり自転車に乗っての移動、ゴルフに行くなど、積極的に体を動かして体力をつけ、健康を維持した事を明らかにしています。

参照:よみタイ 特別な運動も食事制限もなし! それでも40年休載なしを達成できた「健康術」~漫画家・秋本治の仕事術その5

また、精神的という点でも日本には独特の問題が存在します。

それは、連載している雑誌によって、連載スケジュールがかなりシビアになっている事です。

例えば、話を考える人間と実際に描く人間に分かれている場合、最初に描く内容を打ち合わせをしないといけません。

一話20ページあればかなり多い方なので、1週間で20ページ書く場合のスケジュールを考えてみましょう。

打ち合わせに1~2日、実際に描くのが3~5日くらい?原稿を送って編集部が確認して印刷・製本に1~2日と考えた場合、一日に描くページ数は6~7ページ程です。

描く話や構図等が決まっていれば楽かもしれませんが、これを1回だけでなく連載している間、毎週のように締め切りに追われながら実践するのって、正直相当精神にきますよね・・・

更に売れないと生活も出来ないので、文字通り馬車馬のように描き続けるしかないと思うと、相当な地獄である事は間違いありません。

参考までに、漫画は本屋に卸すだけで一冊(正確な単位は「部」です)当たり8~10%程の印税が入ると言われています。

一部400円であれば最大40円、100万部突破するとそれだけでなんと4000万円の印税が入りますが、増刷が無ければ継続した収入が入らないという修羅の世界です(笑

日本の様に特別な待遇でもない限り週刊は週一で、月刊であれば月一ペースで連載というのは、かなり世界的に特殊なスタイルで、海外の漫画ファンから見ても日本の連載ペースは異常という声が良く出てくるみたいですね。

アベンジャーズやDC等でお馴染みのアメリカの漫画(アメリカではcomicsと呼びます)は、月一ではありつつも掲載するタイトルは割と雑で、執筆が遅れても他の作品で埋め合わせをする等、割とルーズみたいです。

5月6日に亡くなった三浦健太郎さんは、元々遅筆で有名でしたが、これは手を抜いていたわけではなく、納得がいくクオリティの為に書き込み過ぎている事が原因と言われています。

635 名前:おさかなくわえた名無しさん投稿日:2009/01/22(木) 12:40:22ID:BlnouQSR
「ベルセルク」の原作者三浦建太郎は
アシスタントいるけど彼らに任せると納得いかないから
ほとんど自分で書いてるってこと
1000人近い兵隊とか・・

だからあんなに遅筆なのね

642 名前:おさかなくわえた名無しさん投稿日:2009/01/22(木) 15:07:20ID:oLmX0fs3
>>635
こんなのあった。
1993年・14号 7月で27歳、ふり返ればマンガだらけの27年、これでいいのか?
2001年・10号マンガ家暦13年、初めての一週間強のお休み。久米島にダイビングの免許を
とりにいく。友達は忙しいし、彼女もいないので一人で行く。
2001年・24号ひと月半で外出できたのはジョナサンでメシくった2時間だけ。プチひきこもり?
2002年・7号長い間、人に会わないと口がうまくまわらなくなる。
2002年・21号2年間着信ゼロ。携帯解約しよ。まずしい人間関係が私を机に向かわせる原動力。
2004年・11号初めて仕事場と寝る場所以外のあるお家に引っ越す。
2004年・12号気がつけば一日三食カロリーメイト。体は健康でも精神的にはヤバイかも?
引っ越したら少しは自炊しよう。
2004年・23号俺の休みは2か月に半日。もう4年も2日続けて休んでない。
そろそろあちこちガタがきてる。
2005年・9号過労でまた倒れた。グインの百の大典行きそこなった。うえ?ん!
2006年・2号30代もあとわずか。マンガ以外何もないイビツな人生だが
もうとりかえしがつかないのでこのままGO!
2006年・3号今年もひきこもるぞ━━!
2006年・8号ついに30巻。最初は2?3巻で終わるつもりだったのに・・・。
2006年・13号 原稿が最近おくれぎみ。四十が近づき体力おちぎみ。
2006年・18号1話に軽く千人以上。これからしばらく不定期連載となりますが、お察し下さい(泣)。

参照:コピペ金色堂 三浦健太郎

何年の内容か忘れてしまいましたが、ヤングアニマルの巻末コメントで「年末年始人を描き続けていました」みたいなコメントがあって、盛り上がった事もあります。

漫画家ならではの苦しみと言えば、ドラゴンボールでお馴染みの鳥山明先生も、連載中は予定では全42巻ではなく、もう少し早く終る予定だったと言われています。

ドラゴンボールの連載が終えられなかった理由は、大ヒットし過ぎて商業的に大きくなりすぎた結果、終了する事で集英社だけでなく、様々な会社に影響があるから連載を続けざるを得なかったととの事です。

売れなければ厳しく、売れたら売れたである程度権限は与えられつつも、別の要因で苦しむ事があるのが、漫画家という職業なんですね。

また、不健康な作者多いと言われている漫画界について、93歳まで生きていた漫画界の重鎮、水木しげる先生は次の様に語っています。

徹夜は一日ならいいけど、二日やったらダメです。石ノ森章太郎や手塚治虫は、それをやって(早くに)亡くなった

参照:エキサイトニュース 夭逝の多さが異常!? マンガ家残酷物語

漫画業界も、作者に過大な負担を与えない為に、漫画の描き方も変わっていくべきなのかもしれませんね。

・・・三浦健太郎先生は自分から修羅の道を歩んだように見えますが・・・

Sponsored Link




まとめ

今回は、作者が連載中に死亡した事で連載中に終了してしまった作品や、作者について解説してきました。

5月6日に亡くなった三浦健太郎先生のベルセルクは、物語の中でもかなり重要なストーリーが始まったばかりで、これまでにないくらい盛り上がっていただけに、連載途中で終わってしまう可能性が高い事が残念です。

漫画家は基本的に座りっぱなしで仕事をするので、どうしても運動不足から不健康になりがちで、体調を崩す作者は後を絶たないと言います。

若い内は身体も持つかもしれませんが、やはり作者が倒れて悲しむのはファンですし、体調に気を付けて連載をしてほしいですね。



Sponsored Link





Sponsored Link



ブログランキングです。ポチッとクリックをお願いします!
↓   ↓   ↓

芸能人ランキング



ブログ村ランキングです。クリックでやる気MAX!
↓  ↓  ↓
にほんブログ村 芸能ブログへ
にほんブログ村


Sponsored Link