2017年にもっとも報道された回数の多いニュースといえば、やはり北朝鮮についてでしょうね。
1年前と比べると格段にミサイル技術が進歩しており、着々と開発が進んでいるようです。
アメリカとの戦争の可能性が取りざたされていますが、本当に開戦するのでしょうか?
そして、北朝鮮との戦争が秒読み状態であるというのはどういった理解をしておけばよいのでしょうか?
2017年12月時点でも最新のニュースから開戦の可能性について考えてみたいと思います。
2017年北朝鮮との戦争は秒読み?12月最新版!
北朝鮮が軍事力の強化を進めてきたのはもう何十年も前のことからです。
それがなぜ今になってここまで揉めているのか?
それはトランプ大統領が北朝鮮を脅威とみなして問題視したことが始まりでした。
北朝鮮がこのままミサイルと核の開発を続ければ、いずれアメリカ本土すらも射程におさめる兵器が完成してしまう、ということを懸念してのことでしたが、前回のミサイル発射実験で、距離的には十分届くミサイル技術を北朝鮮が持っていることが明らかになりました。
最近よく耳にする用になった、ICBMミサイルですね。
ICBMは大陸間弾道ミサイルを英語表記した略語で、海を超え大陸間を飛翔できるミサイルという意味です。
この大陸間弾道ミサイルであるICBMを北朝鮮が開発、アメリカからみて直接的な脅威となったことが、アメリカにおいてはとてつもなく大きな意味を持っている、ということです。
さらには、北朝鮮は核を開発していますね。
このまま核開発が進展してゆけば、ICBMに核弾頭を搭載し、アメリカに着弾させるという事が現実のものになってしまいます。
これらはトランプ大統領が当初から危惧していた通りの展開になっており、両国の間でさらに軍事的緊張が高まったのは間違いありません。
北朝鮮との開戦はいつ?12月の可能性は?
さて、アメリカと北朝鮮の軍事的緊張は高まるばかりですが、実際に開戦の可能性はあるのでしょうか?
巷では12月開戦説もあるようですが、私はそんなにすぐには起きないと思っています。
その理由は、
①北朝鮮との戦争には韓国の協力が不可欠ですが、韓国は中国と協力して平和的解決に尽力することを発表している。
②空母の数や補給ルートの構築など、アメリカ側の開戦準備が整っていない。
③現時点で開戦すると、アメリカによる侵略という風にみられてしまう可能性がある。
④クリスマスやニューイヤーズデイ(大晦日)といったホリデーシーズンに戦争はしない。
などがあげられます。
開戦前には空母を終結させたり、韓国・ソウル市内からアメリカ人を避難させるはずなので、それらの兆候が見られるまでは、開戦の時期ではないと考えられます。
また、補給や後方支援のために韓国や日本の基地を使用することになるはずなので、政治的にもそれなりの動きが出てくるはずです。
現時点においては、そういった兆候は見られませんし、実際に開戦を行うための物理的な準備や各国の根回しなどにまだ時間はかかると思われます。
最後まで外交努力は続けるということですが、今ここで北朝鮮をなんとかしておかねば、ほんとうに取り返しの付かないことになってしまうはずです。
今回のこのタイミングで、なんとかしておきたいものです。
北朝鮮問題、最も危険な状態である、と国連も認識!戦争秒読み?
では戦争の可能性がまったくないのかというと、そういう訳ではないと思います。
北朝鮮としては軍事力を強化して各国の脅威になることで、経済的支援を含めた有利な外交条件を引き出すことが最大の目的です。
それが産業、資源の乏しい北朝鮮が選択した、国家として存続するための唯一の方法なのです。
つまり、自国の繁栄が約束されるまで、北朝鮮は軍事力の強化を辞める訳にはいかない訳です。
当然、核実験も継続して行うことでしょう。
しかし、そんな脅威をアメリカが放置しておくはずはありません。
おそらくミサイルと核の放棄が絶対条件として譲らないでしょう。
このように、双方の考え方が全くかみ合わず、今もなお北朝鮮による軍事力強化が進んでいる状況に、国連も非常に高い関心を寄せ、「朝鮮半島は現在もっとも危険な状態にある」と認識しているようです。
ただ、北朝鮮の金正恩の本音としては、戦争をしたいわけではない・・のです。
戦争なんかしてしまうとボッコボコにされてしまうのが目に見えていますし、金正恩をトップとした体制も崩壊してしまうでしょう。
それは金正恩がまさに一番恐れていることなわけですから・・・
北朝鮮のICBMミサイル、ついにグアムを捉える!開戦目前?
北朝鮮とアメリカの問題は、ある意味チキンレースであって、双方共に軍事力を見せつけることで相手に圧力をかけています。
アメリカは爆撃機が北朝鮮のレーダーの性能を試すかのように飛行していますし、北朝鮮は潜水艦からのミサイル発射実験を計画しているという噂があります。
潜水艦からのミサイル発射が可能となれば、グアムやワシントンなどをより正確に捉えることができるようになりますし、発射の予知も難しくなります。
海上での水爆実験も可能になるでしょう。
その結果、開戦に向けてまた一歩進んでしまうことになるのです。
北朝鮮のミサイル発射、トランプ大統領の報復の可能性は?
では開戦の直接のきっかけとして何が考えられるのでしょうか?
私はそれを「アメリカに被害がでること」だと考えています。
歴史的にみて、アメリカは戦争開始において大義名分を求める傾向があります。
それは9.11同時多発テロや真珠湾攻撃の例をみても明らかです。
あくまでもアメリカは被害者であり、その報復として開戦するというスタンスなのです。
そのスタンスを現状に当てはめてみると、北朝鮮によるアメリカ人の拉致監禁・殺害やミサイル発射実験にともなうアメリカ国籍の航空機・船舶への被害などがあった場合が考えられます。
もちろん、北朝鮮のミサイルがアメリカ領土に着弾することも含まれます。
アメリカが「報復ができる立場」になった時、それは開戦の可能性が非常に高くなったと考えてよいでしょう。
北朝鮮の本音としてはアメリカとは戦争したくないはずなので、アメリカ人に被害がでるような軽率なことはしないとは思いますが、事故が起きる可能性は否定できず、その意味では引き金に指がかかっている状態といえそうです。
まとめ
アメリカによる北朝鮮への攻撃が12月中に行われる可能性はないと思われます。
しかし、こうしている間にも北朝鮮のミサイル・核開発は進んでいる訳で、時間をかければかけるほど、アメリカとしては不利になっていきます。
果たしてアメリカがどのようなアクションを起こしてくるのか、2018年は年始から注目ですね。
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